第1章うつ病との戦い-(15)傷病手当金は何故1年半?

(16)傷病手当金で何故1年半なのか疑問

これは多くの人が思っている事であると思うが、傷病手当金の支給期間を1年半がMAXとしていることに疑問を感じている。

病気になって給与がいきなりなくなると生活が出来なくなるので、うつ病と診断されて、休職した方が良いとメンタルクリニックの先生に言われると、診断書をもらい、健康保険組合に傷病手当金の申請を行う。

傷病手当金は休職して3日目以降から給与の60%を支給してくれる。自分は最初に休職したときにはある程度余裕があり、貯金も株投資もしていたので、60%も貰えることが凄いと思っていた。しかも最長で1年半ももらえるということだったので、直ると思っていた自分は、何てやさしい制度なのであろうと思った。休職して家で休んでいて給与が貰えるのであれば、1年半休んだ方が良いのではないかとさえ思った。

しかし、今となってみれば1年半は短いと思うようになった。人によって違うと思うが、自分の場合は6年以上もうつ病を患っている。更に、休職も3回しており、1年半というのは通算されるので、私の場合は既に11ヶ月休んでしまったことになる。つまり、休職出来てあと、1回又は2回だと思っている。そう思うと結構焦るし、1年半という期間が短いのではないかと思う。

傷病手当金は調べてみたが、うつ病のためにあるわけではなく、他の病気や怪我で手術や入院が必要な場合にも適用される。というか、もともとそちらの方が主だったのではないであろうか。それをうつ病に適用しているのであろう。つまり、現在の傷病手当金の制度はうつ病という病気にはあっていないような気がする。これはメンタルクリニックの先生に話したときも、先生は現在の社会に制度が追いついていないとコメントしていた。



最初に休職した時は、確かに休んで給与がもらえるのが嬉しかったが、2ヶ月もすると抗うつ薬の効果もあり、やる気が出てきたので、家にいることが逆に苦痛になった。なので、3ヶ月休んでいる間に、転職活動を行った。自分が病気になったことを知っている同僚のところに帰るのが嫌だったのと、プライドが許さなかったからである。しかし、これは大きな間違いであったことを後々(正確には5年経ってから)気付くことになる。うつ病の時は大きな判断をしない方が良いのである。転職というストレスの掛かることを、ストレス耐性の落ちているときに行うのは自殺行為に近く、治るものも治らない。でも、転職することをメンタルクリニックの先生に相談しても、特に止めるようなことはしなかった。あまりその先生は、経験が無かったのではないかと最近になって思う。

転職をするのであれば、復職をしてある程度リハビリ期間を設けてからでも遅くないと思うし、その方が良い。辛いのは、同僚の視線とか、配置転換や降格になったりするので、皆がどう接したら良いか分からないで、あまり話しかけてくれないことであろう。でも、そうなることを事前に分かっていれば、絶対に新しい環境でスタートするよりもストレスは低いのではないかと思う。

自分の身は自分守るしかないので、あまり焦らずにいろいろとじっくり考えてから行動した方が良い。せめて、自分が病気になった原因が分かり、ある程度回復の目処が立ち、冷静に自分の立ち位置が分かるようになってからにした方が良いと思う。自分が焦って転職をして休職を繰り返してしまったので、同じような間違いは起こして欲しくない。

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