(18)うつの症状と対応する漢方薬
抗うつ薬が怖くなり、漢方であればと思って調べた結果です。自然のものだから、健康に悪いことは無いと思いますが、とにかく難しいという印象です。しかし、メリットとしては、自分に合った漢方を見つければ、離脱症状を経験しなくても良い事だと思います。また、年齢に関係無く、適用できるというのも良いところだと思っています。
自分は、最初に通っていたメンタルクリニックで処方されたのが、柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)でした。現在は、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を飲んでいます。
以下がそれぞれの症状に合った漢方薬の一覧です。
眩暈・立ちくらみ
不定愁訴・不安・抑うつ傾向: 女神散(にょしんさん)
低血圧:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
動悸
不安・抑うつ傾向・不眠:柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう), 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
めまい・低血圧傾向:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
頭痛・頭重
冷え:呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
めまい・立ちくらみ・低血圧傾向:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
全身倦怠感
不安・抑うつ傾向・不眠:柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう),桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
冷え・動悸・不眠・抑うつ傾向:柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
不定愁訴
冷え・月経不順・不安・不眠:加味逍遙散(かみしょうようさん)
(婦人だけでなく男性にも効果あり)
漢方の名前はどうやって決まっているの?
漢方の名前は難しくて覚えることが出来ませんでした。しかし、ちょっとしたルールがあるので、シェアします。それでも覚える事は出来ませんが。
以下法則です。漢方薬の名前にはきちんと由来があります。
■含まれている生薬によるもの
葛根湯、半夏厚朴湯:メインとなる生薬(1つまたは2つ)をつけた名前。
葛根湯=葛根(カッコン)、麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)
大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)
麻杏甘石湯、苓甘姜味辛夏仁湯:含まれている全ての生薬の頭文字をとった名前。
苓甘姜味辛夏仁湯=半夏(ハンゲ)、杏仁(キョウニン)、五味子(ゴミシ)、細辛(サイシン)、茯苓(ブクリョウ)、乾姜(カンキョウ)、甘草(カンゾウ)
■入っている生薬の数によるもの
五苓散、八味丸、十全大補湯:含まれる生薬の数からつけられた名前。
■薬の効果を表すもの
大建中湯、補中益気湯:「中」とはお腹という意味で「お腹を建て直す薬」、「お腹を補う薬」という意味の名前になっています。
これらの法則以外にも、漢方処方の名前の由来にはいろいろなものがあります。「漢方薬は漢字ばかりでとても覚えられない!」と考えがちですが、由来が分かればすぐに覚えることができます。
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
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