(8)激太り
うつ病になってから、毎日楽な生活をしていたのと、食事の量を減らさずそのまま食べ続けたこともあり、最高で76キロまで体重が増加した。ベストは身長が163センチしかないので、58キロだと思っている。但し、58キロは学生時代で、それ以来58キロから遠ざかる一方である。
うつ病になってすぐは、家で寝ていることが多かった。基本だらだら家にいたので、体を動かすことはあまりなかった。とにかく何もする気が起きないので、布団の中で過ごす事が多かった。病気になる前は大好きだった映画や海外のドラマも見る気がしなかった。テレビゲームも大好きだったのに、やる気が全くしない。時間があるのにやる気が無いのである。何に対しても興味がわく事がなかった。
しかし、不思議なことに体は動かなくても、お腹は減る。時間になると食べてしまう。それも何故かめちゃくちゃ食欲があった。病院の先生に薬の副作用もあり、食欲が増すこともあると言われたが、本当だった。「ミラドール」という薬が原因との事であった。「ミラドール」は、調べてみると、もともとは胃潰瘍の治療薬だったのが、精神を安定させる作用もあることから、軽いうつ病でも使われるようになったとの事である。副作用は比較的少なく、様々な精神症状の改善に使われるそうだ。さすがに胃潰瘍の治療薬だけの事はあり、胃が絶好調になってしまったのだろう。食欲を抑えることが出来ず、何も考えずに食べ続け、激太りした。
病気になる前はかなり活動的で週末は少年サッカーのコーチをして、子ども達と体を動かしていたのだが、病気になってからはサッカーのコーチは続けたものの、あまり動かなくなってしまった。あとは通勤をしなくなった事が大きいと思う。そう考えると、会社に行くという事はかなり体力を使うことだという事が分かる。通勤で体力を使うのであろう。
「ミラドール」を処方されている場合は、気をつけて欲しい。後は、パキシルも怪しい。
今は体重を減らすのに苦労している。最近の体重は70キロ前後で推移している。昨年(2012年)から1日10,000歩を目指して歩いているが、結構10,000歩は辛い。意識して歩かないと達成出来ない。歩くのと同時に2013年は走ることに決めた。毎週最低2回は走るようにしている。今年の夏までに65キロを目指している。
「ミラドール」の副作用
軽い作用の薬だが、稀にホルモン異常などの副作用があるらしい。
男性なのに乳房が膨らむ
インポテンツになる
乳汁分泌が起こる
生理不順
錐体外路症状―体がこわばったり、震えが起きる
食欲が絶好調になる=よって太る!
第1章うつ病との戦いー(1)ある日突然ー眠れない。。。第1章うつ病との戦い-(2)精神科医に行く第1章うつ病との戦い-(3)うつ病で休職することに第1章うつ病との戦い-(4)パチンコとギャンブル依存症第1章うつ病との戦いー(5)パチンコ攻略法詐欺第1章うつ病との戦い-(6)パチンコ詐欺に力負け第1章うつ病との戦い-(7)転職活動第1章うつ病との戦い-(8)激太り第1章うつ病との戦い-(9)パキシルについて第1章うつ病との戦い-(10)うつ病に効く漢方について第1章うつ病との戦い-(11)リラックスする方法第1章うつ病との戦い-(12)転職したが、2回目の転職活動第1章うつ病との戦い-(13)うつ病と向き合えない原因第1章うつ病との戦い-(14)うつ病を家族へ告知第1章うつ病との戦い-(15)傷病手当金は何故1年半?第1章うつ病との戦い-(16)抗うつ薬と離脱作用第1章うつ病との戦い-(17)生活のダウンサイジング=お金第1章うつ病との戦い-(18)戦う・逃げるでは治らない!第1章うつ病との戦い-(19)向き合う・受け入れる