第1章うつ病との戦い-(16)抗うつ薬と離脱作用

(16)抗うつ薬と離脱作用-パキシル、サインバルタ

抗うつ薬を服用していると、元気になり直ったような気になる。これはうつ病の原因とされているセロトニンの減少を薬で増やしたり、補ったりしているからである。つまり、薬である程度冷静になっていたり、時には「躁」の状態になったりしているのである。いろいろな種類の薬があり、自分は現在「サインバルタ」であるが、その前は「パキシル」であった。薬の効果が異なるが、セロトニンを増やしたり、補ったりするという意味では同じである。

問題は、この状態を治ったと思ってしまうことである。普通の風邪とかであれば、薬が処方されていても治ったら、薬を飲まなくても平気である。しかし、抗うつ薬の場合は全然違うので気をついて欲しい。また、気を許すと飲むのを忘れてしまうことがある。忘れた場合は速やかに飲んでくださいと先生には言われていた。

私は一回、連休中に薬が切れてしまったことがある。その結果5日以上も薬を飲まないでいる期間があった。それまでにも出張に薬を忘れたりしたこともあるが、大抵1日であった。その1日でも、動悸、頭痛、不安感、耳鳴り、めまい等々、調べると離脱作用というものが体を襲った。

それを聞いて5日間の苦しみがどんなだったか想像して欲しい。とにかく、何も出来ない。寝ていても苦しいのである。家族がいなかったらたぶん自殺をしていたのではないかというくらい、苦しい思いをした。それもクリニックに行って、薬を飲んでしばらくするまで苦しみは軽くなるどころか、逆に苦しさが増していった。我慢すれば、体の中から薬が抜けて楽になるのではと思ったが、1週間経ってもダメであった。こんな思いをするのは嫌だ。薬を断つ時にはこのような経験をまたしなければならないのかと思うと怖くなった。

それで調べてみると、特に「パキシル」は離脱作用が酷いという事が分かったし、多くの人が苦しんでいることも分かった。自分はそのような離脱作用があることを、薬が服用されたときに先生から聞いていない。それは、どんなに精神的に落ち込んでいるときであっても、説明すべきではないかと思う。どうなのだろうか。本人にではなくても、親族でも良いので、離脱作用についての説明は必要であると思う。

セカンドオピニオンをもらいにいったのは「パキシル」が怖いと思ったという理由もある。現在の「サインバルタ」もインターネットで調べると離脱作用で苦しんでいる人を見る。ちょっと怖いが、今は飲むしかない。それで普通に生活出来ているのだから。

先生の助言無しに、薬を勝手に止めたりするのはお薦めしない。止めたほうが良いと書いてあるサイトもあるが。どっちが正しいのであろう。

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