第2章(1)認知行動療法との出会いー認知行動療法とは

(1)認知行動療法との出会いー認知行動療法とは

うつ病を克服するのに一番効果的だと感じたのが、認知行動療法である。2013年2月26日に書いたブログ記事からの抜粋が以下である。

【ブログ】より

うつ病回復のために、「認知療法」を新しいメンタル・クリニックの先生に提案されたので、いろいろと調べて見ると、「認知行動療法」という言葉に巡り合った。(週刊東洋経済 2012年6月16日号)

もともと、「行動療法」が1950年頃に体系化されたそうである。人の行動面に働きかける治療法だそうだ。例えば、ひとりで電車に乗るとパニック障害が起きる場合、「電車に乗る」という条件下で行動が変化する=パニック障害を起こすことに注目し、「電車に乗る」という条件を、近所を散歩する→駅まで行ってみる→電車に乗らずに一人でホームに立ってみる、と段階的に変化させて問題を解決する方法の事をいう。

「認知療法」は、もう少し遅く1970年代に体系化されたもので、認知、つまり考え方に働きかける療法である。自分の思考パターンを知ることから始まる。今まで私はこの事に全く気付かなかったので、新鮮であった。自分がうつ病になった切っ掛けを、「自分はダメだ」といった“歪んだ”物のとらえ方(認知の歪み)があると想定し、その歪みを合理的な考え方に変えていくことで解決を探る方法だ。

二つの療法は、認知の歪みに気付けば当然行動を変わる事から、相関関係があるとして、治療方法を統合して発展させたのが、認知行動療法だ。

うつ病と向き合う事によって、回復を図りたいと思っている自分にとってはかなり重要な療法であると感じている。投薬治療をここまで6年間行ってきて、再発している事を考えると、根本的な部分を治していなかったのは明白である。実際に「よくなる」人が60~70%という調査結果がある事から期待している。

【ブログの抜粋はここまで】

とブログで書いたように、当時は手探り状態で勉強を始めた事が克服したきっかけになっているので、多くの人に知ってもらいたいと思う。

 

第2章(1)認知行動療法との出会いー認知行動療法とは

第2章(2)認知行動療法とはー10パターン①と②

第2章(3)認知行動療法とはー10パターン③と④

第2章(4)認知行動療法とはー10パターン⑤と⑥

第2章(5)認知行動療法とはー10パターン⑦と⑧

第2章(6)認知行動療法とはー10パターン⑨と⑩

第2章(7)認知行動療法のまとめ&利用方法

第2章(8)セロトニンとの出会い

第2章(9)セロトニン不足からの脱出

第2章(10)ジョギングでうつ病を克服した-リズム運動

第2章(11)うつ病に効く漢方ー羅布麻茶

第2章(12)セロトニンを食事で増やす

第2章(13)睡眠はうつ病を治すために大事

第2章(14)良い睡眠を取る方法-筋弛緩法

第2章(15)良い睡眠を取る方法-食べ物編

第2章(16)禁煙うつ①-うつ病と禁煙うつ

第2章(17)禁煙うつ②-禁煙すれば、うつ病は良くなる

第2章(18)うつの症状と対応する漢方薬

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