うつ病と生きていく – ブログ
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第3章(4)自分に合う漢方の見つけ方
(4)自分に合う漢方の見つけ方
漢方は難しいというイメージがあります。葛根湯は風邪の時に服用するくらいで、その他の漢方はあまり接点が無いのではないでしょうか。漢方薬の多くは、その人の体質や症状に合ったものでないと、十分に効果を発揮することが出来ないそうです。そう言われると更にハードルが高くなります。
自分の体質を知るためには、漢方特有の”ものさし”が必要で、漢方に詳しいお医者さんは、その”ものさし”をもとに、あなたに合った漢方薬を選んでくれるのです。なので、一番良いのは病院でお医者さんに相談することだと思います。
しかし、自分の体質を知っておくのも大事だと思いますので、調べた事を共有します。
漢方で言う体質とは – 「証(しょう)」
漢方では、特有の“ものさし”があります。「証(しょう)」と「気・血・水(き・けつ・すい)」です。漢方では各自の病態だけでなく、体質を診てどの漢方薬を処方するか判断します。
例えば、ニキビの治療をするにおなかを診たり、冷えの治療なのに生理(月経)の状態を聞いたりするなど、治してもらいたい病気や症状とは関係のなさそうな部分も診察したり、内容を聞いたりします。
それは、その人の体質を見極めた上で、その人に合う漢方薬を処方するために必要なのです。
「証」は体力、病気に対する抵抗力のものさし
「証」とは、簡単にいうと、「その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差)をあらわすもの」です。本人が訴える症状や、体格などの要素から判別するそうです。そして漢方ではその「証」に合った漢方薬が処方されるのです。
そのため、同じ症状であったとしても、自分の「証」と他の人の「証」が異なれば、当然、処方される漢方薬も違ってくるのです。自分が服用している漢方薬を同じ症状だからといって、他の人に薦めても同じ効果が期待できない可能性があるのは、このような理由からなのです。
しかし、場合によっては「証」に関係無く、症状に合った漢方薬を処方することもあります。自分もサイトで見つけた漢方をまずは試すことからしています。
「気・血・水」は不調の原因をはかるものさし
もう一方で、不調の原因を探るためのものさしとして、「気・血・水」があります。
漢方の世界では、自分たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく循環することによって、健康が維持されていると考えるそうです。逆に、それらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくるということです。
そのため、診察で「気・血・水」の状態を診て、どこに問題があるのかを見つけようとするのです。
気・血・水が乱れると、どのような症状が出るのかと言いますと、以下のようなものになります。
気の不調
気虚 - 無気力、疲労感、だるさ、食欲不振など
気滞、気うつ - 頭重、のどのつまり、息苦しい、おなかが張るなど
気逆 - 動悸、発汗、不安感など
自分の状態を把握する
漢方を使用する際には、上記の「証」と「気・血・水」のものさしで判断するのが有効だとされています。これを知っているか、知らないかで、お医者さんにより自分に合った漢方を処方してもらえる、もらえないが決まると言っても良いのではないでしょうか。
漢方を処方する際にお医者さんでは、「四診」という手法で診断を行います。まず、「望診」で顔色、表情、姿勢、体型等を確認します。続いて、「聞診」で声の大きさ、トーン、話し方、咳の出方、痰(たん)の様子(つまり方)、呼吸音などを聞く診察を行います。その中で、場合によっては体臭や口臭を嗅ぐこともあります。更に、「問診」で困っている自覚症状や、過去にかかった病気、食べ物の好み、ライフスタイル、仕事、月経の様子などさまざまなことを聞きます。そして、「切診」と言い、実際に体に触れて診断するのです。
これらを総合的に判断して、お医者さんは自分に合った漢方を選んでくれるのです。
第3章(1)薬の離脱症状とは?-抗うつ薬の断薬第3章(2)離脱症状との戦い第3章(3)抗うつ薬など薬の離脱症状の対策第3章(4)自分に合う漢方の見つけ方第3章(5)うつ病になってから読んだ本 – ツレがうつになりまして第3章(6)メンタルクリニック及び抗うつ薬の変更第3章(7)ジョギング・ランニングはうつに効果絶大!第3章(8)自分の断薬体験をまとめてみました – 抗うつ薬の断薬編
第3章(9)うつ病から全般性不安障害?自律神経失調症?
第3章(3)抗うつ薬など薬の離脱症状の対策
(3)抗うつ薬など薬の離脱症状の対策
私が実践した、うつ病や自律神経失調症で使われる薬の離脱症状の対策について書いていこうと思います。
まずはこころの準備
抗うつ薬を断薬しましょうとお医者さんに言われたから、離脱症状が来ることを覚悟してください。必ず来ます。自分はとにかくパキシルの時に酷い思いをしていたので、サインバルタを止める時も、相当苦しい離脱症状を覚悟していました。
とにかく死にそうになると思っていれば、ちょっと症状が出ても、「あれ?今日は大したことない!」と思う事が出来るのです。正直、サインバルタの離脱症状は、パキシルと比較すると相当軽いものでした。しかし、初めてだったと想像すると、結構動悸、息切れ、眩暈、ふらつきは怖いものだと思います。
対策①-まずはストレスを理解しましょう!
うつ病や自律神経失調症に関係するストレスは、一般的に次の4つがあると考えます。
- 精神的ストレス(不安や恐れ、嫌悪感や怒りなどマイナスの感情になる出来事)
- 構造的ストレス(骨盤・背骨・頭蓋骨などのゆがみや筋肉の緊張や姿勢の悪さなど)
- 化学的ストレス(食べ物・飲み物・薬・サプリメント・化学物質など)
- 温度と湿度、気圧変化などのストレス(快適でない温度や湿度や気圧とその急激な変化)
薬の離脱症状も含めて、うつ病や自律神経失調症も他の病気の症状も、全てはストレスが大きいことで出てくるのです。離脱症状の場合、先ほど書いたように長期間服用していたお薬が急に体に入らなくなることで起こります。つまり、化学的ストレスに当てはまります。
4つのストレス要因が積み重なって、自分のストレス許容量を超えると、うつ病や自律神経失調症になるのです。つまり離脱症状の対策としては、4つのストレス全てをチェックし各ストレス値を低くする事を意識することが大事になります。
断薬によって化学的ストレスを感じるわけですから、精神的・構造的・温度と湿度、気圧変化などのストレスを出来る限り抑えたり、減らしたりすることが出来る快適な環境を整える事がとても大事だと思います。それでなくても断薬のストレスがあるので、他にストレスになるようなことからはこの期間は逃げるべきです。
一番良いのは、長期で休みになるときに合わせて断薬する事だと思います。仕事をしながら断薬するのはかなり辛いと思います。
対策②-体力をつける!寝ることが大事!
同じストレスを受けても症状が出る人と出ない人がいます。それはなぜでしょうか?
実はその一つに体力の差があります。人間の体力は4つに分けることが出来ます。
- 運動力(体を動かしたり、頭を働かしたりする力。働いたり考え込んでいたりするときなど)
- 治癒力(病気や傷を治す力)
- 免疫力(菌やウイルスから体を守る力)
- 調整力(体温や血圧、血糖値など体の色々なものを一定に保つ力)
これらの力がストレスに抵抗して人間は生きているのです。つまり、これらの力がなければ先ほどの 4つのストレスに抵抗できないということになります。薬の離脱症状は体力がなければ出やすくなります。
つまり、体力がない方は離脱症状も出やすいのです。更に言うと「疲れていると離脱症状は出やすい」ということになります。
という事で、離脱症状の2つ目の対策は「体力を上げる」ということになりますので、体を鍛えるということが必要になります。
運動している人は分かると思いますが、体力は「超回復の原則」という法則どおりに上がっていきます。どういうことかというと、今あるストレスを克服することで少し体力が付くので、ストレスを受けている方はそれを克服してから鍛える必要があります。筋肉はウェイトトレーニング等で鍛えて(ストレスを与えて)、回復するときにつくのです。疲れているときにトレーニングをしても、疲れが増すばかりで体力は上がらないのです。
体力を上げるためには、特に睡眠が重要で、睡眠が短かったり浅かったりすると副交感神経が働けずに症状が改善することが遅くなります。つまり、体力をつけるには、始めにゆっくりと睡眠をとる必要があるのです。
(睡眠についてはこちら)
体力をつけるには睡眠がとても重要!
しかし、離脱症状が出ていて、それが焦燥感や不安感になっているときは眠った方がいいと思っていても眠れなくなります。この場合は意識的に副交感神経を働かせる必要があります。
カフェインや砂糖は控える
まずカフェインや砂糖などを日ごろから取らないようにしましょう。これらは副交感神経の働きを阻害してしまいます。
昼寝をする
また、睡眠の時間を増やすために昼寝をするのも有効です。昼寝をするときはソファーや座布団などで寝ようとせずに、日頃から寝ている環境と同じ環境にします。ベッドで寝ている方はベッドに入り、布団の方は布団に入りましょう。
腹式呼吸
そしてゆっくりと腹式呼吸をします。
腹式呼吸が出来ない方はただゆっくりと呼吸をするだけでも効果がありますので、ゆっくりと呼吸をしてください。そして呼吸を数えます。1から10まで数えたら、また1に戻って数えなおします。
これを10回ぐらい続けるつもりで呼吸をしてください。
また、次のような方法でもかまいません。
息を吐くときに、息と一緒に体の力が抜けていくイメージをしてください。そしてその力が抜けている感覚を感じて下さい。筋弛緩法にも似ていると思います。そして意識が少しだけ静まるところだけを意識してください。
このようなことを続けていくことで、睡眠が少しずつとれるようになってきます。
ジョギングをする
体力を上げることもそうですが、セロトニンを増やす役割も果たしますので、ジョギングはおすすめです。倦怠感、動悸、息切れ等があったりして、ジョギングに行きたくないと思ってしまうかもしれませんが、ジョギングも薬だと思って行ってみるのが良いと思います。自分も体調が悪いなと思った時でも、ジョギングをしてリフレッシュしました。
ジョギングは今でも続けています。事実、走ることでストレス耐性はかなり高くなったと思います。最近はかなり元気になっていますし、昔のようにすぐに怒るような事が少なくなりました。更に体重に落ちてきましたし、今は楽しんで走っています。
ストレスフリーの生活を心掛けて、快眠&体力アップで頑張ってください。
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第3章(9)うつ病から全般性不安障害?自律神経失調症?
第3章(2)離脱症状との戦い
(2)離脱症状との戦い
私の離脱症状体験-パキシルは死ぬほど怖い!
私はこのような離脱症状の事を知らずに、パキシルと当時4錠服用していたのですが、お盆期間中に薬が切れてしまい、非常に苦しい思いをしました。とにかく何も出来ません。倦怠感、頭痛、動悸、息切れ、眩暈、吐き気、ふらつき、耳鳴り等々、ありとあらゆる体の不調が一気にきました。当然立っていることも出来ません。出来るだけ冷たい床に寝転がって、死んだように過ごしていました。正直生きているのが辛いとさえ思いました。
薬が強い分、離脱症状もキツイのだと思います。そこからネットで調べて離脱症状について知りました。それ以前にも出張へ薬を持っていく事を忘れて、辛い思いをしたことがありましたが、その時は5日間だったため、5倍以上の苦しみでした。
それをきっかけになるべく早くパキシルを止めようと決心して、それまで通っていたメンタルクリニックから、別のメンタルクリニックに行く事にしました。うつ病がなかなか治らず、心配になったり、不安になったりした場合、セカンドオピニオンを求めるのはとても大事な事だと思います。
離脱症状を知っていると対応が楽になる
「なぜ離脱症状が出るのか!?」という『知らない・分からない』ということが、大きな不安を作り、うつ病や自律神経失調症の症状を更に悪化させてしまうと思います。
なぜなら、不安になると交感神経が過剰に働き、副交感神経が働かなくなります。すると、うつ病や自律神経失調症の症状が治りにくくなるばかりか悪化していくのです。自分も離脱症状が起きた時は、自分は一生治らないのではないかと不安になりました。しかし、『知ること』で不安が解消されて、対応することが出来るようになったため、症状が改善していきました。
うつ病の方で、抗うつ薬を服用されている方は、きっとこのようなことで苦しむことになる人が多いと思い、ホームページに掲載することにしました。
『知ること』で不安が解消されれば、自律神経も整い副交感神経が働き始めて症状が改善していきますので、薬の離脱症状でお困りの方はご参考にしていただければと思います。
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第3章(9)うつ病から全般性不安障害?自律神経失調症?
第3章(1)薬の離脱症状とは?-抗うつ薬の断薬
(1)薬の離脱症状とは?-抗うつ薬の断薬
うつ病と生きていくと心に決めてから認知行動療法やセロトニンを増やす取り組みをいろいろと試してきました。その結果、だんだん体と気持ちのバランスが良くなり、自分をコントロール出来るようになってきたのが分かりました。
そんな時、主治医からそろそろ抗うつ薬を止めてみる?という話がありました。以前パキシルが無くなり服用出来なかった時にかなり辛い思いをしたので、自信が無かったのですが、体調も良くなってきたのもあり、チャレンジすることにしました。
パキシルの時にかなり苦しかったので、何故そうなるのかは調べました。それが離脱症状です。ここでは離脱症状について書きたいと思います。
うつ病再発防止のために、薬の離脱症状を知っておこう!
自律神経失調症やうつ病に効果のある薬として、セルシン・デパス・パキシル・ルボックス・ソラナックス・アモキサン・サインバルタ・リフレックス・ドクマチール等々、抗うつ剤・SSRI・SNRI・睡眠薬など色々ありますが、一部の薬には離脱症状というものがあります。
離脱症状は 簡単に説明すると、長い間服用していた薬をやめたときに起きる副作用のことです。普通、副作用という言葉は、薬を飲んだ時にその成分が体に影響し不快な症状が出ることを指します。
例えば、花粉症の薬は処方される際に、「こちら眠気を伴う事がありますので、車の運転などには注意してください」と言われたりしたことは無いでしょうか。胃が弱いとおなかを下したりする薬もあります。
また、抗うつ薬にセルシンやデパスという薬があります。一般的に、これらはベンゾジアゼピン系といわれる薬で、緊張や不安を抑えるときに使われます。そのため、病院で軽いうつ病や自律神経失調症の患者さんによく処方される薬です。このセルシンやデパスの副作用は、倦怠感・眠気・めまい・ふらつき・ふるえ・血圧低下などです。
このように、薬を服用するときに起きるのが、一般的に考える副作用ですが、離脱症状というのは、薬をやめるときに出る副作用です。
離脱症状は何故に起きるの?
なるべく分かりやすく説明しようと思います。
まず、抗うつ薬のように長期間、薬を飲んでいると当然薬の成分が定期的に体に入ってきます。そうすると、体は定期的にその成分が体に入ってくるものだと思い、その予定で体の中を調整するのです。そのような体になっている時にいきなり薬をやめると、体は入ってくるものだと思っている薬の成分が入って来ないため、体の中の色々なバランスが狂ってしまうのです。
私の場合は、パキシルとサインバルタでした。
パキシルは約5年間、サインバルタは約1年間服用していましたので、薬の成分で体の中を調整中に、いきなり薬をやめてしまうと…
大変な事になりました。特にパキシルは酷い目に遭いました。離脱作用で本当に苦しい思いとしました。
一般的な例でいうと、寒いからダウンを着ていてそのために少し熱くなり、汗ばんでいるような時(=体の中を調整)、いきなりダウンを脱げば体はあっという間に冷えて(=体のバランスが狂う)しまいます。ダウンを着る前より余計寒くなることもあると思います。これはダウンという環境が、いきなりなくなってしまったという変化に体がついていけない状態ということです。
抗不安薬や精神安定剤、睡眠薬など色々と薬はありますが、薬の離脱症状とは簡単に例えると上記のような原理になります。しかし、薬によっては上記のような軽い症状では無く、本当にもがき苦しむ事もあります。
特にSSRIといわれる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(パキシルやルボックス)は、離脱症状が強いので調子がよくなってきても徐々に薬をやめていくことでよく知られている薬です。
第3章(1)薬の離脱症状とは?-抗うつ薬の断薬第3章(2)離脱症状との戦い第3章(3)抗うつ薬など薬の離脱症状の対策第3章(4)自分に合う漢方の見つけ方第3章(5)うつ病になってから読んだ本 – ツレがうつになりまして第3章(6)メンタルクリニック及び抗うつ薬の変更第3章(7)ジョギング・ランニングはうつに効果絶大!第3章(8)自分の断薬体験をまとめてみました – 抗うつ薬の断薬編
第3章(9)うつ病から全般性不安障害?自律神経失調症?
第2章(18)うつの症状と対応する漢方薬
(18)うつの症状と対応する漢方薬
抗うつ薬が怖くなり、漢方であればと思って調べた結果です。自然のものだから、健康に悪いことは無いと思いますが、とにかく難しいという印象です。しかし、メリットとしては、自分に合った漢方を見つければ、離脱症状を経験しなくても良い事だと思います。また、年齢に関係無く、適用できるというのも良いところだと思っています。
自分は、最初に通っていたメンタルクリニックで処方されたのが、柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)でした。現在は、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を飲んでいます。
以下がそれぞれの症状に合った漢方薬の一覧です。
眩暈・立ちくらみ
不定愁訴・不安・抑うつ傾向: 女神散(にょしんさん)
低血圧:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
動悸
不安・抑うつ傾向・不眠:柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう), 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
めまい・低血圧傾向:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
頭痛・頭重
冷え:呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
めまい・立ちくらみ・低血圧傾向:苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)、 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
全身倦怠感
不安・抑うつ傾向・不眠:柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう),桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
冷え・動悸・不眠・抑うつ傾向:柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
不定愁訴
冷え・月経不順・不安・不眠:加味逍遙散(かみしょうようさん)
(婦人だけでなく男性にも効果あり)
漢方の名前はどうやって決まっているの?
漢方の名前は難しくて覚えることが出来ませんでした。しかし、ちょっとしたルールがあるので、シェアします。それでも覚える事は出来ませんが。
以下法則です。漢方薬の名前にはきちんと由来があります。
■含まれている生薬によるもの
葛根湯、半夏厚朴湯:メインとなる生薬(1つまたは2つ)をつけた名前。
葛根湯=葛根(カッコン)、麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)
大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)
麻杏甘石湯、苓甘姜味辛夏仁湯:含まれている全ての生薬の頭文字をとった名前。
苓甘姜味辛夏仁湯=半夏(ハンゲ)、杏仁(キョウニン)、五味子(ゴミシ)、細辛(サイシン)、茯苓(ブクリョウ)、乾姜(カンキョウ)、甘草(カンゾウ)
■入っている生薬の数によるもの
五苓散、八味丸、十全大補湯:含まれる生薬の数からつけられた名前。
■薬の効果を表すもの
大建中湯、補中益気湯:「中」とはお腹という意味で「お腹を建て直す薬」、「お腹を補う薬」という意味の名前になっています。
これらの法則以外にも、漢方処方の名前の由来にはいろいろなものがあります。「漢方薬は漢字ばかりでとても覚えられない!」と考えがちですが、由来が分かればすぐに覚えることができます。
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
第2章(1)認知行動療法との出会いー認知行動療法とは第2章(2)認知行動療法とはー10パターン①と②第2章(3)認知行動療法とはー10パターン③と④第2章(4)認知行動療法とはー10パターン⑤と⑥第2章(5)認知行動療法とはー10パターン⑦と⑧第2章(6)認知行動療法とはー10パターン⑨と⑩第2章(7)認知行動療法のまとめ&利用方法第2章(8)セロトニンとの出会い第2章(9)セロトニン不足からの脱出第2章(10)ジョギングでうつ病を克服した-リズム運動第2章(11)うつ病に効く漢方ー羅布麻茶第2章(12)セロトニンを食事で増やす第2章(13)睡眠はうつ病を治すために大事第2章(14)良い睡眠を取る方法-筋弛緩法第2章(15)良い睡眠を取る方法-食べ物編第2章(16)禁煙うつ①-うつ病と禁煙うつ第2章(17)禁煙うつ②-禁煙すれば、うつ病は良くなる第2章(18)うつの症状と対応する漢方薬